昨日はひさびさ骨董市に。札幌で行くのは初めての豊平神社骨董市。地下鉄最寄駅がきたえーると一緒…っていうか8月のカツンコンと同じ日にやってたんだ! 行けばよかった…(と今さら)。
わりとこじんまりした感じで、雰囲気は新宿花園神社の骨董市に似てるかも。
雑貨も眺めつつやはり着物関係に目が行く。
基本的に着物としてはわりと地味めが好きで、いわゆる「アンティーク着物!」ってのは範疇外なのだが…妙な柄には弱い。
まず最初のところで銘仙発見。
ちょうど今の時期くらいの(
本州だともうちっと後?←だんだん季節感がずれてきてる…)紅葉風景。遠目でも目を引く。こういうわりとリアルな風景画って銘仙では珍しい気が…。
派手さでは
須坂クラシック美術館の所蔵品にも負けないぞ(笑)。
アップだとちゃんと銘仙な感じ→
こちらはアールデコ調。
どちらも着物として着る勇気はないのだが、帯にしたらインパクト強くてカワイイかと。紅葉風景は秋しか使えないが、アールデコ柄のほうと両面帯にすれば色のトーンはぴったりだし年中使えるし…。
と二枚まとめて買って、ちょっとオマケしてもらいました(笑)。
次に見たところは木綿の絣みたいなもの以外はほとんど1枚500円。
洋服リメイクにはよさそうなのは何枚かあったものの、最近の洋裁をする頻度を考えると、手持ちの在庫すらもてあましてる状態だったり(苦笑)。
というわけで洋服リメイク用は断念し、絽の訪問着(←夏用襦袢にリメイク予定)と、博多献上(白地に黒の五献。白地のわりにしみなどもなくコンディションはわりと良い)を購入。
奥まったところにあったとこでは状態のいいリサイクル着物(
←こういうものは逆にわたくしには裄や丈が長すぎたりも…)や帯(丸帯初めて見た…)などと一緒につぎはぎ襦袢なども。
ここではわたくしの大好きな男物襦袢を発見。基本龍とか鷹とか虎とかの…「ヤンキーの学ランの裏地」調の柄が大好きなのだ!
色味は落ち付いているが柄はけっこう迫力。
鷹と富士山の柄…と思っていたらこっそり茄子が! 初夢か!?
袖をはずしてうそつき用にして、身頃で帯を作ろうかなと。手持ちの他の襦袢地と合わせて昼夜帯に←四角く縫うだけなので名古屋仕立てより楽。
帯といえば。着物を物色中に同じようなおばさま方といろいろ話してたわけなのですが。
その中の一人が「どうしてこんな風にしちゃってるのかしら?」と帯を見ながら憤慨してたのです。作り帯かなんかかな? と思ったのだがフツーの織の九寸名古屋帯。
そのおばさま曰く「折り目がついちゃうから広げて仕立てて、結ぶ時に折って巻くのが正しい」とのことだが…八寸ならともかく、九寸は(開き仕立てにもするけど)名古屋仕立てのほうが標準ではないのかのう…。袋帯とごっちゃにしてるのか?
骨董市はやはり玉石混淆な感じが面白いのかも。タイミングがあったらまた来よう。
この後彩古堂に行くつもりだったのだがこれ以上散財するのもどうかと思い(荷物も増やしたくなかったし)、今回は見送ったのだった。